ネッツトヨタ横浜ロゴ

「誰にも聞けない」あなたのための、初めてのクルマ購入ガイド第6回・トヨタはなぜ「自動ブレーキ」をアピールしてこなかったか?

「誰にも聞けない」あなたのための、初めてのクルマ購入ガイド第6回・トヨタはなぜ「自動ブレーキ」をアピールしてこなかったか?

クルマ選びを進めるうえで、いまや燃費とともに決して無視できないのが「安全性能」ですね。 前回の第5回では、クルマの注文をしてから納車までの間にしておくべきことのお話をしましたが、第6回となる今回からは、トヨタの考える「交通安全」と、安全・安心技術についてお話ししたいと思います。

衝突被害軽減システム、世界初はトヨタからなのにアピール不足?

「誰にも聞けない」あなたのための、初めてのクルマ購入ガイド第6回・トヨタはなぜ「自動ブレーキ」をアピールしてこなかったか?現在ではファミリーカーだけでなく軽自動車にも装備されるようになった「衝突被害軽減システム」。これを2003年に世界で初めて世に送り出したのはトヨタでした。その後も自動ブレーキによる減速を可能にするシステムなどを相次いで追加するなど、トヨタは早くから予防安全に取り組んできました。
ところで、「自動ブレーキ」「ぶつからないクルマ」という言葉からは、トヨタ以外の自動車メーカーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?歴史があるにも関わらず、トヨタがそのような技術をあまり大々的にアピールしてこなかったのにはなぜでしょう?

運転の主体はあくまで「人」。言葉のイメージだけが先走るのは危険です!

「誰にも聞けない」あなたのための、初めてのクルマ購入ガイド第6回・トヨタはなぜ「自動ブレーキ」をアピールしてこなかったか?「自動ブレーキ」と聞くと、危ないときには人間がブレーキを踏まなくても機械が勝手にクルマを停めてくれる、と思ってしまいますよね。いや、実際そのためのシステムではあるのですが・・・そのように信じきってしまうのは非常に危険なんです。いわゆる自動ブレーキや自動運転への理解が追いつかないことで起きてしまった痛ましい事故も世界中でたびたび報告されています。
また、安全運転に不可欠な「正確で素早い状況判断」。トヨタに限らず、現時点で機械はまだまだ人間に追いついていないといえるでしょう。様々な要素が絡み合う交通の流れを読みとって最適な判断を下すというのは、非常にハードルの高い問題です。

トヨタはこの難しい問題に以前から取り組んできましたが、やはり「現状では人間の判断に従うのが最適」との考えから、むやみに自動ブレーキをかけるよりも「まず警報でドライバーに気づいてもらう」ことが重要だというスタンスを取っています。ドライバーが危険に気づいて自らのブレーキやハンドル操作で回避することを最優先させ、システムはギリギリのタイミングまで自動ブレーキへの介入を遅らせます。それでも間に合わないときの「最終手段」としての自動ブレーキ、という位置づけなんです。

このように、機械としてのクルマの性能を上げるだけでなく「人」「交通環境」までを考慮して「交通事故死傷者ゼロ」の実現を目指そうという「三位一体の取り組み」をトヨタは行っています。優れたシステムを持っていても、それを正しく理解して使わなくては意味がありません。運転の主体はあくまでドライバー。「自動ブレーキ」「ぶつからない」というキャッチーな言葉をあえて前面には押し出してこなかったのは、そんな理由からなんです。

交通事故の未然防止を支援する「トヨタ セーフティセンス」

「誰にも聞けない」あなたのための、初めてのクルマ購入ガイド第6回・トヨタはなぜ「自動ブレーキ」をアピールしてこなかったか?さて、そんなトヨタが実際の交通事故の統計を分析し、特に死亡事故の発生割合が高い形態に対応するよう複数の機能を組み合わせたパッケージが「トヨタ セーフティセンス(TSS)」です。TSSには車両タイプに合わせた「C」と「P」の2種類があり、それぞれ次のような機能が組み合わされたパッケージになっています。

    トヨタ セーフティセンス C:
  • 「プリクラッシュセーフティシステム(衝突回避支援タイプ)」
  • 「レーンディパーチャーアラート」
  • 「オートマチックハイビーム」

    トヨタ セーフティセンス P:
  • 「プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ)」
  • 「レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)」
  • 「オートマチックハイビーム」

これだけでは何のことだかさっぱり分かりませんね。順番に解説していきましょう。

「プリクラッシュセーフティシステム」警報と自動ブレーキで衝突回避や被害軽減をサポート

《動画参照元:toyotajpchannel》

ドライブ中にバックミラーを確認していたら、前のクルマのブレーキに気づかず「危ない!」なんて経験、ありませんか?そんなドライバーの「ついうっかり」をクルマがサポートしてくれるかもしれません。TSS-Cではルームミラー近くにセットされた「レーザー(赤外線)レーダー」と「カメラ」が進路上の先行車を検出し、衝突の危険があると判断した場合にはまず音(ブザー)と表示(警告灯)でドライバーにお知らせします。いきなり自動ブレーキをかけずに、まずはドライバーに最適な判断をするよう促すのです。
ドライバーがブレーキを踏めばそれを感知して、踏む力をさらにクルマがアシストします。特に女性や高齢者の方の場合はブレーキを強く踏み込めないケースもあるため、きちんとスピードを落とすためにクルマが手助けをしてくれるんです。では、もしドライバーがブレーキを踏めなかったら?「衝突が避けられない」とクルマが判断した場合は、いよいよ自動でブレーキを作動させます。先行車と自車の速度差が30km/h以内であれば衝突回避をサポート、それを超える速度差では衝突したとしても被害が小さくなるような働きをしてくれます。

※警報は自車速度約15km/h~140km/h、自動ブレーキは自車速度約10km/h~80km/hで作動します。道路状況、車両状態、天候状態およびドライバーの操作状態等によっては作動しない場合があります。詳しくは取扱書をご覧ください。プリクラッシュセーフティシステムはあくまで運転補助機能です。本機能を過信せず、必ずドライバーが責任を持って運転してください。

歩行者まで検知するTSS-Pのプリクラッシュセーフティ

《動画参照元:toyotajpchannel》

路上駐車の陰から突然歩行者が横断!ハッとした経験はありませんか?TSS-Pのプリクラッシュセーフティシステムでは、先行車(クルマ)に加えて歩行者まで検知する機能を追加させました。無防備な歩行者との衝突は死亡・重大事故に直結します。ここをカバーできると、より安心が広がりますね。
TSS-Pでは「ミリ波レーダー」と「カメラ」を組みあわせることで、より遠くまでを検知するとともに雨や夜といった悪条件でも検知しやすくなりました。カメラやレーダーには「物の形を把握するのが得意」とか「暗くても検知できる」というようにそれぞれ得意分野があります。TSSでは異なるセンサーを組み合わせることにより、お互いの得意不得意を補い合って検知の精度をより高めて統合的な制御を行っています。

※プリクラッシュブレーキは、対車両は自車速度約10km/hから作動、対歩行者自車速度約10km/h~80km/hで作動します。道路状況、車両状態、天候状態およびドライバーの操作状態等によっては作動しない場合があります。詳しくは取扱書をご覧ください。プリクラッシュセーフティシステムはあくまで運転補助機能です。本機能を過信せず、必ずドライバーが責任を持って運転してください。

まだまだある、トヨタの先進安全装備

「誰にも聞けない」あなたのための、初めてのクルマ購入ガイド第6回・トヨタはなぜ「自動ブレーキ」をアピールしてこなかったか?さて、2種類のプリクラッシュセーフティを解説してきましたが、しつこいほどお伝えしたいのが「完璧なシステムではない」ということです。「自動ブレーキがついてるから、危ないときは止まるでしょ」なんて過信をせず、今まで通りの安全運転に努めてくださいね。それでも万が一のときには、優れたシステムがきっと助けになってくれるでしょう。
次回は、走行中のふらつき・車線のはみ出しを知らせてくれる「レーンディパーチャーアラート」や夜間の歩行者発見に役立つ「オートマチックハイビーム」について解説します。お楽しみに!

関連記事

TOYOTAの世界戦略SUV CHR ネッツトヨタ横浜 採用情報2018